河瀬陽子のアトリエ
平成16年に閉校した「旧新城小学校」の跡地施設を、市民の創作活動で絵画、写真、書道、木工などの展示会場として、平成18年5月1日に「芦別市芸術文化交流館」芸術の郷しんじょう、としてオープンしました。そこに、河瀬陽子さんのアトリエがあります。
河瀬さんは、平成3年に道展で佳作賞を受賞以来、本格的に取り組んでいる『マリオネット』(あやつり人形)のシリーズを中心に地元芦別市や国内外の風景を描き続けています。
特に、マリオネットシリーズ作品では、静かに前方を見つめる女性の周りにマリオネットや子供を思わせる何人もの足が、丁寧に、入念に描き込まれており。そこには40年間、小学校の教師だった作者の思いが込められ、ストーリーが秘められているのかもしれません。
旧新城小学校は、河瀬さんの母校でもあり、教員になって初めて勤めた学校でもあります。学校は閉校しましたが、こうしたかたちで校舎を使わせてもらえるのは、何かの縁ではと思い、ゆったりした時の流れの中で制作に取り組んでいます。
【河瀬 陽子さん】
新城町生まれ。北海道学芸大学旭川分校(現北海道教育大学旭川校)卒。道展会員、一線美術会委員、ル・サロン展会員。市内外で個展を多数開催。
アトリエのご案内
住所 北海道芦別市新城町185 芸術の郷しんじょう「田舎の美術館」内
電話0124-28-2021 開館/5月1日~11月5日 10:00~16:00 月曜日休館 入場無料
現在、田舎の美術館無料公開中
展示作品の一部紹介
マリオネットⅠ | マリオネットⅢ |
グラジオラス | セイダカアワダチ草 | マーガレット |
道(新城町) | アンジェリアの咲く丘(新城町) | 十月の新城 |
三本なら(新城町) | 崕山(きりぎしやま)芦別市 | 夫婦滝(新城町) |
熊野のさくら | 窓(京都金閣寺) | 上野公園(東京) |
風のガーデン(富良野市) | 城壁の内の街(クロアチア) | 水路閣(京都南禅寺) |